Wooden passive speaker
単なる「ものづくり」じゃない。目指すのは伝統工芸の担い手としての「魂」を込めたものづくり
このデザインと構造を可能にするのは伝統的な指物技術である。
限られた木の内部を極限まで空洞化しているために木をL型に組む事は容易ではなかった。
この問題解決にも「越前箪笥」の伝統工芸士でもあり、
ひたすら30年精進してきた職人の経験とプライドが
活かされることになった。
外部からの「引き込み留接ぎ」と背板プレートにも指物技術を
応用することで理にかなったL型を可能にしている。
また作者の信念として、今できる事以上の丁寧な気持ちで
モノづくりと向き合うことで、そこに「魂」を込めることができる。
それは単なる「モノ」として利用されるだけではなく、
作り手の想い(魂)が使い手さんに伝わり、
長く愛用したくなるような「魂のあるモノ」になると信じ
日々精進している
限られた木の内部を極限まで空洞化しているために木をL型に組む事は容易ではなかった。
この問題解決にも「越前箪笥」の伝統工芸士でもあり、
ひたすら30年精進してきた職人の経験とプライドが
活かされることになった。
外部からの「引き込み留接ぎ」と背板プレートにも指物技術を
応用することで理にかなったL型を可能にしている。
また作者の信念として、今できる事以上の丁寧な気持ちで
モノづくりと向き合うことで、そこに「魂」を込めることができる。
それは単なる「モノ」として利用されるだけではなく、
作り手の想い(魂)が使い手さんに伝わり、
長く愛用したくなるような「魂のあるモノ」になると信じ
日々精進している
kicoeLe
音量だけじゃない。
音質への徹底したこだわり
このスピーカー最大のこだわりポイントは、外観ではなくその内部構造にある。単純に音量を拡声させるにはメガホン状にすれば一定のボリュームは確保できるが、それだけでは飽き足らなかった。
建築を学んだ経験を元に音響空間のデザインを内部構造に取り入れた。それはまさにコンサートホールのような壁面をイメージすることで音質の向上に繋がることを発見した。
さらに音道の長さの違う2スピーカーシステムにすることにより拡声する音の音域までも変化させることに成功、短い音道は高音域を拡声させ長い音道は中低音を拡声させている。そして、この両端から発する音の振動は、ルーバーのフィンに伝わり面全体からその高音量と音質を伝えている。
背板は単なる転倒防止の板ではない。実はこれも音を伝えるための役割を果たしている。スマートフォンの筐体自体が振動し音を鳴らしていることに着目した。
つまりこのスマホ本体から発する小さい音の振動すらも、このプレートに触れることでスピーカーに取り込んでいる
実際にこのプレートがあるのとないのとでは微量ながら音量に差がある事を検証している。